2007年7月15日日曜日

方角、時制



鬼の特徴とは、どんなものでしょうか。一般的に角をつけて虎縞のパンツを穿いてる姿だと思います。
なぜ、そんな姿で民話に登場するのでしょうか。

昔、方角にも吉凶があるとされ、中でも北東の方向は鬼門と呼ばれ、鬼が人界に侵入してくる方角とされていました。権力者が住居を立てる際にもこの縁起を担ぎ、なるべく北東の方角に寺や神社があるところを好み、なければ新たに作ることもありました。すこしずれてますが、上野の寛永寺の位置は江戸城の鬼門封じの意味もあります。
方角にも干支が割り振られ、北から順に子、丑、寅・・・となっています。鬼門の方角、北東に注意してみてください。丑と寅のあいだです。そう、鬼の角は丑=牛から、虎縞のパンツ=寅なのです。
鬼門の方角、丑寅(艮)を表現したメタファーとなっています。

東京ビッグサイトの近所に、辰巳という地名があります。東京の中心部から見て南東の方向であることから
名付けられたと推測されます。

明治期に太陽暦を採用する以前、1日を12刻に区切っていたことは話しましたが、干支と共通の12ですので、
時刻を十二支で言い表すこともあり、こちらは現代の生活でも一部根強く残っています。12時間制のばあい、1日2回同じ数字がめぐってきます。これを区別するのに「午前」「午後」といいます。これは午の刻以前か以後か、ということになります。また12時間制のpm0時、24時間制の12時を表す正午。これはすなわち午の刻ちょうどということです。また、「草木も眠る丑満つ時」は午前2時台となります。
数ヶ月前のヒット曲がカーステレオから流れるだけで恥ずかしくて窓をキッチリ閉めたくなる、流れの速い時代にあって、数百年、あるいは千年以上も前から現代に残っているものはなんとなく大事にしていきたい気分になります。

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