2007年8月28日火曜日

コーヒーで動くスターリングエンジン(wired vision)

原文はこちら。

これはちょっと欲しいかも。面白いです。スターリングエンジンは古くて新しいエンジンとも呼ばれてます。原理が確立したのは相当前らしいですが、レシプロエンジン並みの出力を取り出すことが出来なかったためなかなか実用化できないでいましたが、最近ようやく日の目を見そうな感じです。そういう意味で古くて新しいと形容されます。温度差が動力源となるため吸気・排気が不要で、長時間海中で移動する必要がある潜水艦での搭載が近年試行錯誤されています。潜水艦は隠密行動が至上命題となっていますが推進機関がディーゼルエンジンの場合、空気を取り入れて排気ガスを出さないと動かないので潜っている間はエンジンが使えません。まるっきり浮上するか、海面すれすれまで浮上してシュノーケルで吸排気しながらエンジンをぶん回してバッテリーを充電して、潜っている間電池とモーターで動かなくてはなりません。原子力潜水艦は空気を必要とせず潜りっぱなしで3ヶ月とか居られますが、乗員の精神がおかしくなってしまうのでそんなに長期の作戦はしません。ロシアの原子力潜水艦では乗員の精神面での対策で艦内にプールがあったりします。25mとかでかいもんじゃなくて旅館の個室温泉みたいな大きさですけど。ほかにも原子力機関は出力の制御が難しく、ほとんどONかOFFの切替しか出来ません。しかも1回停止すると再起動に非常な手間が必要なため、ほぼフルスロットルといわれてます。そのため、減速ギアやリアクター冷却水の循環ポンプ、またその水の給排水でかなりの騒音が発生するため、静粛化の技術が未熟な中国の原潜・漢級の領海侵犯事件では台風の進路予想並みに海自に追跡された航跡を発表されて世界中の海軍関係者の失笑を買いました。2ちゃんねるでもあのときの艦長の進退に同情が集まっておりました。いつでもフルスロットル、発電機はうなるほど回っているので電力だけはお釣りが出るほど豊富なので、取り入れた海水を電気分解して酸素が作れるため空気もさほど心配せずに済むようです。

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