2007年7月6日金曜日

攻殻機動隊の世界は現実になるのか

2つ前の電脳コイルに関連して。攻殻機動隊も僕の大好物ですが、
電脳コイルの監督さんが映画版の攻殻機動隊にも関わってらっしゃるんですね。
こちらの作品でも電脳化という技術が一般的になった近未来を書いたSFです。
蛋白質などで構成されるマイクロマシンを頭部に注入、大脳表面に吸着させ、
頸部に埋め込んだデバイスと接続。外部と直接有線でつながったり、デバイスの持つ通信機能で
無線通信やネットに接続できるようになる仮想技術です。
80年代にこういう作品が発表されていることにいまさらながら驚きます。
現代でもインターネットへの常時接続が当たり前になったことで
ファイヤーウォールでPCへの外部からの進入を阻止しているわけですが、
作品中でも既に攻性防壁という概念が提示されています。
当時ファイヤーウォールの存在を知っていて人がどれだけいたのか・・・。
士郎正宗というひとの先見の明には驚くばかりです。

 現実世界では脳波を電気的に読み取り、逆に外部から脳波と似た波形の
電流を加えることで直接情報のやり取りをする試みが一部成功しているようです。
記憶を司る海馬から情報を取り出し外部に保存する実験がねずみで成功しているようです。

眼鏡に取り付けたカメラからの信号を、直接脳に送り込むことで
全盲から再び光を得られるようになったご婦人も北米にいらっしゃるそうです。
しかし大学でこれを研究してた教授が亡くなってしまったため、
現在この技術は途絶してしまったという記事を目にしました。
脳が理解できる電気信号って、どんな波形でもいいんでしょうか。ものすごく気になります。

パーキンソン病の治療に、パルス電流を発生するユニットを製作、直接脳内に埋め込む方式が
臨床試験の段階のようです。装置を取り出すと軽減されていた症状が元に戻ってしまうそうで
根本的な治療ではない、対症療法みたいです。

事故で両腕を欠損してしまった方が、残留していた腕の神経を胸の表皮に近い場所まで延長/移植、
そこに電気信号を読み取るセンサーを貼り付けて、脳からの信号だけで
義手を動かすことにも成功しているそうです。いずれ指の動きも制御できるようになるんでしょうか。
こういう分野の研究はリアルタイムで傷痍軍人が増えていくアメリカならではの事情のようです。

電脳通信やネット接続でのライブラリ参照、記憶の外部保管が一般化される頃、
受験の環境ってどうなっていくんでしょうね。
やっぱり窓ガラスも細かい金網のようなものをはさんで電波遮断された教室になっているんでしょうか。

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