2007年10月13日土曜日

エマ 9巻


先月発売だったのをようやく気付き、買って来ました。
あっと驚くような大事件ではなく、日常の中の些事やちょっとしたハプニングなどがヴィクトリア朝を舞台に描かれています。本編は7巻で終了、8巻からは主人公のエマ、ウィリアムを置いてけぼりにして他の登場人物の背景や裏話にまで及ぶ作者(女性)の妄想力が大爆発した精密な作品です。建物や服装なども細かく書かれているので19世紀イギリスの風俗への探究心を呼び起こすアカデミックな仕上がりになってると思います。とはいっても作者・森薫さんの基本スタンスはメイド萌えという男らしいこだわりが随所にあふれ出た逸品です。あとがきでも書かれていますが、バイクでもクルマでもなく自転車で全力疾走しているようなマンガという表現がぴったりだなあと思いました。

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