2008年3月12日水曜日

モンスターケーブルvs. 針金ハンガー対決( Gizmodo Japan)

ソースはこちらでござい。

うはは。モンスターケーブルというのはスピーカーケーブルや、i-Podのアクセサリなどを発売してるメーカーだかブランドですね。そこんちのスピーカーケーブルと、クリーニング屋でついてくるあの針金ハンガーとで違いを聞き比べるという実験があったようです。なんというか、オーディオアクセサリ業界に蔓延するオカルトまがい商法のめっきがひとつはがれたようですねえ。
スピーカの違いならともかく、周辺機器のやつは胡散臭いのが多すぎる気がします。
ケーブルひとつとっても、OFC純度99%だとか、そんなに違いが出るのか?OFCはオーディオ業界だけではびこる代表的な信仰で、無酸素銅の英訳の頭文字です。まあ大して高いものではないんでこれぐらいなら構わんのでしょうけど、製造過程で原料の銅を丹念に鍛造し、精錬時に混入した酸素を叩き出し、酸化による伝導率の劣化を防ぐとか言ううたい文句が定番です。
また、この酸化による劣化を防ぐために酸化しない金属・金をプラグなどにめっきしてるのはだいぶ一般的です。たしかにヘッドフォンのコネクタは経年劣化で動かしたときに耳障りなノイズが乗るんでこれは有効でしょう。
しかし!行き過ぎたマニアになると、「金8:銅2の合金が最適な比率」とか素材のブレンドにこだわってます。比率はうろ覚えです。僕はそんなマニアではないので。
もっと突き抜けると、自宅に発電設備を設置する人もいるとか。
いわく、「東京の電気は汚れている」。
・・・。
え?
何でも、工場のモーターやコンピュータからの逆流ノイズなどさまざまな外的要因で、変電所から来る交流電源は波形が乱れていてピュアな状態に程遠い濁流なんだそうです。しかし波形がどうとかいわれてもねえ・・・。自宅にオシロスコープ持ってたりするのか・・・。
他にも冷凍庫でCDを保管したり、オーディオ機器の置き足にインシュレータとかいう下向きの円錐構造物とその受け皿をはさむことで、共振を防止してうんたらかんたらで1個ウン万円、4個セットで数十万円です、素材にはチタンを使いました、だとか広告見ますね。共振防ぎたいなら、ホームセンタで防振ゴム買って来いよ。1個数百円ですよ?
CDはレコード盤に比べて再生できる可聴領域が狭いから音が薄っぺらいとかも先入観で左右される領域じゃないでしょうか。
アンプに貼ると音が良くなる○○シート、だとかになるともうオカルトですよ。大槻教授呼ぶぞ?って気分になります。そこまで家計を傾けるほど散財しても、針金ハンガーと聞き分けできない程度の耳しか持ってないんじゃ宝の持ち腐れですな。テレビアンテナ用の300Ωフィーダー線を使っても聞き取れないんじゃないんですか?日本はマイナスイオンとか血液サラサラとかニセ科学が横行しすぎだと思います。

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